車屋店長の業界裏話

カーライフに役立つ業界の人もあまりしられてないことを発信していきます。

経済的全損!?なにそれ 知らないと損する!そんな時どう対応するべきか

初めまして。

 

今日から業界を少しでも良くするために記事を書いていきます。

 

 

 

みなさんも一度は経験あると思います。

 

また今こちらのサイトをご覧の方は今まさに経験したばかりの方もいらっしゃるかもしれません。

 

経済的全損であれば結構な事故だと思います。

まずはご自身のお体を優先に!

 

ですが…

愛車のことも気になりますよね。

 

愛車が悲惨なことに…

 

割合は!?

 

修理代が全額出ない!?

 

愛車はどうなるのか。

なぜ被害者が損をするのか…

 

落胆しないでください。

ちゃんと知識を持っていれば対抗ができます。

 

知っておいて損のない内容です。ぜひ最後までご覧ください。

 

保険会社と戦うときに知っておきたい三つの知識

修理が難しい事故の例

保険会社から伝えられる難しい単語まず3つ紹介します。

 

1.経済的全損

経済的全損とは、物理的に修理ができないほど破壊された状態の全損とは違い

修理はもちろんできるのですが

 

ご自身のお乗りのお車の価値(時価額)が、修理代よりも低いと判断された場合のことを言います。

この場合は保険会社は全損と判断し修理代ではなく、お車そのものの保障に向けて

動きます。

 

 

2.時価

保険会社は、どんなに大切にしていた愛車であろうが、客観的に時価額を提示してきます。

 

時価額とは 今現在のお車の価値です。

どんなものでも中古となってしまうと価値が下がってしまいますね。

 

その今現在のお車の価値(市場の相場といってもいいでしょう)

を提示してきているのです。

その際に使用される根拠としてはオートガイド社が発行するレッドブックに記載された中古車市場価格に基づいて時価額を提示してきます。

 

赤い本”?と???思いますが

 

私も見こたことはありませんが、市販の本屋さんには売っているものではないため

基本的に相手の伝えられた情報をうのみにするしかありません。

 

そこにはおそらく、車種、年式などの情報から現時点でのお車の『価値』が載っているものだと推測できます。

 

3.対物超過特約(保険会社によって名称が異なります。)

*各保険会社の商品名ですので名称は異なりますが

ここでは一般的に対物超過特約と呼びます。

 

対物超過特約とはお相手の方が(追突事故の場合追突してしまった側)が加入している特約です。

入ってない場合を除き

修理費用が時価額を超えてしまった場合のみ使用でき、

修理費用上限(時価額)プラス50万円(一般的には)まではお支払いしますという特約です。

 

 

ご理解いただけましたでしょうか。

 

 

 

では結局どうしたらいいのか

ここで私が経験した事故案件で分かりやすく説明します。

 

愛車 プリウス 80万円で購入後2年前後

保険会社提示時価額 25万円

実質修理代   約160万円以上

 

この場合 時価額提示額は 25万円なので対物超過を使っても50万円プラスの

75万円までの修理ならお支払いしますということでした。

 

追突事故でしたがどうやっても半分はつぶれたままですね。

 

 

ですが保険会社提示の金額はあくまで参考なのです。

保険会社はできるかぎり支払いを抑えたい。

そのために参考としているツールはあるものの実際に当時75万円で修理もできず。

25万円で同じプリウスへの買い替えはどうやっても不可能でした。

事故の間の代車は2週間前後しか出ず、時間もない…

 

やるべきことは時価額を上げる交渉をすることです。

保険会社は理屈でしか動きません。

担当の方は罵倒されることにも慣れていて

感情むき出しでは戦うことはできません。

 

こちらがしっかりと時価額を上げるべきであろう根拠を提示することが必要です。

 

あることをすると時価額はポーンと上がります。

 

 

 

それは次回ご説明します。

 

 

おいそぎの方はお問合せください。